組合案内
健保組合の概要
1.沿革
当組合は、昭和34年6月1日「社団法人 日本電線工業会」および「東日本電線工業協同組合」を設立母体として、厚生省(現在の厚生労働省)の公法人認可を受けて設立しました。設立当初は、被保険者数5,800余人という規模で発足しました。
現在は、被保険者数約7,000人であり、適正な予算と健康保険制度の趣旨に基づき、円滑に事業を推進しております。
2.組合の範囲
- 静岡県、長野県、新潟県以東に所在し、電線または電纜の製造および販売を業とする事業所
- 親会社、子会社または関連会社と同様な関係にある事業所等
(参考) 西には、電線工業健康保険組合(大阪市所在)があり、組合の範囲は、愛知県、岐阜県、富山県以西となっております。
3.当組合の事業内容
(1)疾病予防対策
財政対策の一環として、増加する医療費の減少を図るため、事業主をはじめ被保険者やご家族のご理解とご協力を得て疾病予防対策に力を入れています。
- 特に、健康診査では早期発見、早期治療を主眼として行っており、生活習慣病予防健診および一般健診の受診率は約94%と都内の総合健康保険組合の中でもトップクラスの受診率となっております。
平成20年4月にスタートした特定健診・特定保健指導では、円滑な実施に向けて事業主をはじめ健康管理委員等に重要性を説明し、ご理解とご協力をお願いしております。また、健診後のフォローアップのため、保健師等が事業所を訪問して対象者に保健指導、健康相談、生活指導を行い、加えて、歯科健診を希望する事業所に、歯科医師並びに歯科衛生士による歯科健診等を実施しております。 - 平成15年度からは、C型肝炎検査を40歳以上5歳ごとの節目に該当する被保険者を対象に実施しており、被保険者の関心が高く、計画に沿った受検者数となっております。
- 平成16年度からは、人口の高齢化とともに急増している前立腺がんの検査(PSA検査)を50歳以上の被保険者を対象に実施しております。
- 平成20年度からは、人口の高齢化とともに急増している肺がん検査(喀痰細胞診)を40歳、45歳および50歳以上の被保険者を対象に実施しております。
- 平成17年度からは、毎年12月から2月をピークにインフルエンザが流行するため、被保険者およびご家族を対象に予防接種の補助事業を実施しております。
(2)広報宣伝関係
健保だより年4回、壁新聞年4回およびその他、パンフレット、小冊子等発行、ホームページによる掲載、ニュース等
(3)健康・体力づくり
野球大会・ボウリング大会・ウォーキングおよび事業所の健康・体力づくり事業の補助のほか、契約保養所を利用した場合の補助を実施しています。
健康保険組合の財政
健康保険組合の会計年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までで、その年の支出はその年の収入でまかなう単年度経理になっています。
収入の大部分は、みなさんと事業主が負担する保険料で、そのほかに、多少ですが事務費の国庫補助、雑収入などがあります。
支出のうち一番多いものは、みなさんが医師にかかったときの医療費やいろいろな手当金などの保険給付費です。そのほかに、高齢者の医療を支えるための支援金、納付金や保健事業費、事務費などがありますが、保健事業は健康保険組合の大きな長所ですので、積極的に行っています。
決算の結果、決算残金が生じたときは、今後の保険給付等の支出に備え一定の金額を法定準備金として積み立てることが義務づけられており、残りは別途積立金とするか、翌年度に繰り越すことができます。